坂本繁二郎先生画談

                                      杉森麟   「新人会ノート」より

                 『杉山 洋氏の絵について』

「じっと見ていると 苦心されているだけに面白いのです。

色も美しい。

画面としても 何か美しいものを感じます。

例えば古賀春江君の超現実とか抽象のものは、物事を寄せて一つの気分を作っているが物そのものはつくりものである。

ああいうものは、絵としてよりも むしろ ひとつの暗示の方がつよいのです。

君のは絵そのものに感じがつよい。

そこに真実性がある。

もの そのものにみえています。」